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自分の友達二人の仲が悪い場合

 【好悪感情のバランス理論】より。ハイダーのバランス理論の例をソシオン理論の表記法で示す。

図1 図2 図3
図1
a:自分
b:友人b
c:友人c
図2
a:自分
b:友人b
c:友人c
図3
a:自分
b:友人b
c:友人c

 自分の友達二人の仲が悪い場合、自分にとってのバランスは図1のようになる。
 友人 b にとってのバランスは図2のようになり、友人 c にとってのバランスは図3のようになる。
 図1、図2、図3の状態は自分にとっても b にとっても c にとってもバランスが悪い。
 b からは図4のように c を嫌いになるように求められ、図4のようになれば、自分にとって(図4)も b にとって(図5)もバランスが良い。

図4 図5
図4
a:自分
b:友人b
c:友人c
図5
a:自分
b:友人b
c:友人c

 c からは図6のように b を嫌いになるように求められ、図6のようになれば、自分にとって(図6)も c にとって(図7)もバランスが良い。

図6 図7
図6
a:自分
b:友人b
c:友人c
図7
a:自分
b:友人b
c:友人c

 友人 b か友人 c かどちらかを選ばなければいけない状態は辛く、一方を選ぶのが嫌な場合は図8の状態を目指す。b と c に仲良くなってもらおうとする。
 引っ越すなどして両方の友人と疎遠になると、b に対しての荷重(Wab|a)も c に対しての荷重(Wac|a)も小さくなり、b と c の仲が悪いままでバランス理論ではバランスが悪い状態(図9)でも気にならなくなる。

図8 図9
図8
a:自分
b:友人b
c:友人c
図9
a:自分
b:友人b
c:友人c

 幼い頃の友人とは年齢を重ねると疎遠になることが多い。同じ中学校でも別の高校に通うことになったり、大学入学などで引っ越したりすると付き合いが減る。その結果、自分の友人同士の仲が悪くても、しばらく辛抱すれば気にならなくなる。ただ、離れるまでは友人同士に仲良くなってもらった方が自分にとっては快適である。


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カテゴリー:疑似ソシオン理論

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