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片思いで嫉妬が生じた場合

 片思いの相手に好きな人がいることが分かると嫉妬が生じる。ソシオン理論の表記法で示すと図1のようになる。

図1 図2
図1
a:自分
b:片思いの相手
c:ライバル
図2
a:自分
b:片思いの相手
c:ライバル

 図1の状態はハイダーのバランス理論では不安定で不快なバランスである。「好きな人の好きな人は好き」と図2のように c のことを好きになれば、a にとってバランスの良い状態で安定する。しかし、それは難しいだろう。
 すると残る選択肢は、図3のように b さんに c のことを嫌いになってもらうか、図4のように自分が b さんのことを嫌いになるしかない。

図3 図4
図3
a:自分
b:片思いの相手
c:ライバル
図4
a:自分
b:片思いの相手
c:ライバル

 いったん図1のようになったら、【友人が自分の嫌いな人を好きな場合】と同じように考える。友人の位置に片思いの相手が入る。ただし、友人の場合は友人に好かれているだろうが、片思いの場合は相手に好かれていないので、【自分の嫌いな人が恋のライバルの場合】の図4に相当するとして考える。初期状態になるまでの順番の違いである。自分の嫌いな人が自分の片思いの相手を好きだと知って不快になる場合と、片思いの相手が他の人を好きだと知って嫉妬が始まる場合とでは順番が異なる。


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カテゴリー:疑似ソシオン理論

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